| 歯が抜けた周辺のあごの骨がやせるのは、機能圧が与えられなくなるからだけではありません。その他の理由により、あごの骨は加速的にやせていきます。インプラント治療を快適に使用するためには、骨の量を補うだけでなく、骨がやせる原因を取り除く必要があります。 |
   
原因1:歯槽のう漏(歯周病)
歯槽のう漏によって、歯槽骨が吸収していくと、骨の幅や高さが減少していきます。
歯槽のう漏(歯周病)とは、プラーク(歯垢)のなかの細菌が歯周ポケットという歯と歯肉の間にある溝から侵入して歯を支えている歯槽骨を破壊して食べつくして、やがて歯が抜け落ちてしまう病気です。
このように歯が抜けるようになったときには、骨の吸収はかなり進んでいて、歯槽骨はかなり後退していることが予想できます。 |
   
原因2:上顎洞の存在
上あごの骨を隔てたすぐ上、頬骨の奥に上顎洞という大きな空洞があります。この空洞は鼻腔へとつながっていて、鼻柱骨によりまん中で左右にわかれています。この空洞が生まれつき下の方へ、つまりお口の近くにある方は、上顎の骨が薄くなっています。(1〜2ミリほどの厚さしかないケースもあります。)
また、この上顎洞はさまざまな要因により拡大する傾向をもっています。さらに、歯がなくなるとあごの骨がやせるので、上あごの奥歯を欠損した場合、あごの骨は口腔側と上顎洞側の両方から骨が吸収されていきます。
 |
   
原因3:合わない入れ歯
合わない入れ歯を長いこと使用していると、様々な方向から歯肉に圧力がかかります。圧迫された歯肉の下にあるあごの骨(歯槽骨)は水平方向に骨が吸収されていきます。 |